コミュ障引きこもり、意気投合す
昨日どうしても人と接するのが好きになれない第二バイトの日で、そうでなくとも鬱でだるかったが、10キロの廃棄野菜を臭いごみ処理機に捨て続けて息切れしている時、社員で多分割と高齢のOさんに突然「趣味はなんです?」と聞かれた。
第二バイト始めた9月の時点でOさんが他の人とサンタナの話をしていたのが聴こえていたので、反射的に「洋楽聴くことです」と答えたら、マディ・ウォーターズとジャコ・パストリアスが好き、という話で盛り上がり「こんな所でジャコ好きに出会うとは!」と喜ばれた。2回肩を叩かれた。
おれ「ブルースはあんまり知らないんですけどスティービーレイヴォーン好きです」
「リトルウィング、」
おれ「いいですよね!歌わないんですよね!?」
「そう!ギターだけなのがねぇ、もう!」
オタクよ永遠なれ!と言いたくなる会話でした。
Oさんにバイト中何回も音楽の話を振られ、自らのスマホでパットメセニーの一枚目のイントロを聴かされ、一万円で買った知らないメーカーのフレットレスベースの写真を見せられ、(フォークリフトの運転を止めてまで)
生まれて初めて友達以外の人とこんなに話した気がする。
おれ「ジョニーウィンター聴いたこと無いです」
「ジョニーウィンターは歌が黒人ぽくしようとしてがなる感じが良くないんだよ」
おれ「クラプトンみたいな感じですか?」
「そう!クラプトン。ギターはいいんだけど」
とオタクにしかできぬ我が意を得たり的会話で喜んで頂いた。
僕が馬鹿みたいに広く浅く雑食オタク気質で様々な音楽に手を出してきた成果なのだろう。
これが僕が知らない内に築いた財産なのだろうな。
引きこもり過ぎて気が付かなかった。
人とコミュニケーションができるではないか?!