『ワンスアポンアタイムインハリウッド』
を見ました。
クエンティンタランティーノ監督。
史上名高いチャールズマンソンによる女優シャロンテート殺害事件に想を得た作品。
淡々と1969年のハリウッドが実名の俳優たちをさり気なく登場させつつ描かれ、正直不安になります(スティーブマックイーン、ブルース・リー、ロマンポランスキー、など)
「……で、この映画、なんか起こるの?」と……
平板なんです(しかも2時間40分)
タランティーノ特有の長いシーンの連続……
(苦手です)
僕の唯一の関心は、
あの事件についてはどのように触れるのだろうか?ということでした‥
そしてネタバレしないように書きますが、
その関心は報われます。オチにそれがやって来ます。しかも意外なオチなのです!
あの事件の顛末を知っているか知っていないかでこの映画の面白さが大きく変わってくる、というより、
知っていることを前提でタランティーノ氏は仕掛けてくるのですー!!
やっぱりタランティーノの作風が好きになれないのですが、このオチには何か愛を感じました。
人間への、映画への、サブカルチャーへの。