『ポネット』見た。
1996年。ジャックドワイヨン監督。
母を事故で亡くした幼い少女が、母と会いたい、と泣き続ける可哀想でかわいい物語。
この子が本当に幼くて、泣き方も演技に見えなくて可哀想なのです。
全編通して、子どもたちの世界が中心で、母に会いたい一心で、死後の世界に詳しいという子に地獄の溶岩の歩き方を教わったりするわけです。
仕草が演技を越えて自然なところが面白い。普通の映画なら演技指導で止めさせそうなところもそのままあえて活かしているといえ気がする。
最後には意外かかたちで子供は母の死を受け入れることになるのですが、これがなんとも言えない不思議なオチで、幻想的です。