『ア ゴーストストーリー』
を見た。
とても個性的な演出で、ユーモラスかつアーティスティックな映画だった。
主人公が事故で死に、幽霊になって恋人を見つめ続ける、それだけの物語。
それをとても幻想的に少しユーモラスに描いている。
ハンマースホイの絵画を思わせる青白く物寂しい画面。
説明もセリフも極端に少ないし、長回しが多用されて単調だ。リアリズムを意図しているのだけど主人公の空想も並列に描かれて幻想的だ。
個人的には窓から隣の家の幽霊と挨拶するシーンにときめきました。
とても素敵な(悲しいけれど)映画に出会えた、という感動があった。